今回の原木仕分け研修は、主に選木技術の向上を図り、より有利な取引先に販売できるように、木を見る目、選木技術を向上を図ることを目的に実施しました。
まずは、恒例の開会のあいさつ びわこ東部森林組合の寺嶋氏です。
本日のメイン講師の滋賀北部森林組合のの藤森氏です。
資料などを基に、各引き取り先の引き取り基準やNGな原木などの説明です。 非常にわかりやすく丁寧な説明でした。
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ひとりひとりに一本の原木が割り振られ、寸検を行います。そしてA材B材C材迄判定していきます。
実践的な研修で皆さん真剣に取り組んでおられます。 木の割れや曲がりなどの見極めも非常に重要になります。
写真は末口の寸法が間違っています。
そして答えあわせを行います。 曲がり、節、割れがないとか選木には本当に優れた技術が必要です。
木は一本一本様々な表情を持つことからなれることが一番大切であると思いました。
間違った選木をすると高く売れる木を安く売ってしまうこともあるし、取引先に迷惑をかけることもあります。 「多賀のいいな」と取引先から言われるような仕分け技術が必要です。
研修が終わってからもいろんな質問が出ました。 山林組合の田中さんが、高く売るためにも切り口を綺麗することが必要であると言っておられました。
たしかに、プロセッサでの切断で木にひびが入ってしまってA材になってC材になってしまうケースもあるので山側の方にも、この研修をまた受けていただくことも必要です。
藤森さんも、原木を綺麗に仕分けし、嫁に出すような気持ち。。。みたいなことを言っておられました。